中谷美紀さんの舞台「黒蜥蜴」を鑑賞

日生劇場で行われている中谷美紀さんの舞台「黒蜥蜴」を鑑賞しました。
前評判もいいので楽しみにしていました。

キャスト
中谷美紀緑川夫人(黒蜥蜴)
井上芳雄明智小五郎
相楽樹岩瀬早苗
朝海ひかる家政婦ひな
たかお鷹岩瀬庄兵衛

豪華キャストですね。中谷さん以外は舞台を中心に活躍されている方が多いようです。
その為、声が通りました。一番奥の方で鑑賞しましたが、聴き取れない事は全くありませんでした。
プロですね。

日生劇場入り口

感想

迫力があります。中谷美紀さんのダークな美しさが見事でした。井上芳雄さんの真摯さもヒシヒシと舞台から伝わってきました。皆さん素晴らしい演技でした。

あまり書くとネタバレになってしまいますので、前半の優雅な雰囲気、中盤のピリピリ感、後半のダークな雰囲気とでも書いておきます。成河が演じた雨宮が後半にいいアクセントを加えていました。

場面転換が見事でした。ホテルのシーンから後半の船のシーンまでライト等を上手く使っていました。舞台の醍醐味ですね。ホテルのドアを叩く音や受話器を置く音も一番奥でもちゃんと聞こえました。素晴らしい音響です。

私は13時からの回で見ましたが、14時45分ぐらいから20分休憩時間がありました。後半ではまた、違う雰囲気になります。休憩時間の入れ方も絶妙でした。

最後のカーテンコールで気が付きましたが、ピアノ等生演奏でした。通りでいい音だと思いましたよ。カーテンコールは物凄い拍手喝采で、中谷美紀さん以下俳優さんが何回も出てきてくれました。最後はスタンディングオベーションでした。日本の劇場ではめずらしいのではないでしょうか。演者、スタッフさんも素晴らしいですが、観客の皆さんもマナーを守って素晴らしかったです。

日生劇場という事でみなさんどんな服装かなと思いましたが、いたって普通でした。業界の方でしょうか数人はかなり着飾っていました。普通の休日にデパートでにも行く服装でいいと思いました。

観客は9割ぐらいが女性でした。年齢層は結構バラバラで20代から70代ぐらいのご婦人までいらっしゃいました。

日生劇場

アクセス

日生劇場の最寄り駅は日比谷駅です。A13出口より徒歩1分です。日生劇場の入り口は帝国ホテルの向かい側です。有楽町駅からは徒歩10分です。日生劇場の周辺は映画館や劇場が多いのでカフェ等のようなお店は少ないです。迷うことはないと思うので有楽町駅からの方がコンビニエンスストアやドトールコーヒー等のカフェがあるので私は良いと思います。

劇場内

赤い絨毯張りで高級感あります。歩きやすいです。喫茶コーナー等もありますが、開演まで時間がある時は座る場所に困ります。もちろん、座る場所もありますが、それだけ満員だったと言うことですね。トイレは狭いです。演劇の間に20分の休憩時間がありましたが、女子トイレは長蛇の列でした。ただ、休憩時間内には皆さん席に戻れたみたいです。

オペラグラスが500円で借りる事が出来ます。後ろの席の方はオススメです。パンフレットも1300円で販売されていました。